二章
□冬の空
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どうして忘れていたのだろう
自分の存在の意味を
「一つだけ、願いを叶えてあげるよ。その代わり…」
あの凍て付くような冬の日。
全ての者が凍りつくと思っていた、凍ってしまえば良いと思った。
透明な湖も
空にか輝く星も
空も大地も白に染まったあの日
少女は願った
強く強く…
『生きたい』と、願った
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