二章
□ナイトメア
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さあ 名前を呼んで
瞳を閉じると世界は色を変える
夢か現か
蝶は知らず…
重たい瞼を開けると、ボンヤリとした景色が映る。数度瞬きを繰り返して、誰かが自分を覗き込み心配そうに何かを話しかけているのがわかった。
言葉が聞き取れず瞳を細める。声は一層大きくなるが聞きとれない。
―‥駄目だ…疲れた‥
再び瞳を閉じる。
だって何も聞こえない。わからない、億劫で…凄く懐かしい。そして愛しい。
私に話しかける貴方
貴方の名前は?
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