キリリク

□「消えた歌」
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僕はその歌が好きだ

名も知らぬ歌

君がよく歌う歌

「誰の歌?」というと

彼女はにっこり笑って

「私の」と言った

どうやら詳しく聴くと

彼女が作った歌らしい

通りで聴きなれてないと思ったら

作詞作曲君だからか

彼女は歌うその歌を

作詞作曲自作だから

歌詞がめちゃくちゃ変だった

それでも僕は歌う君の隣にいつもいた

世界にひとつのその歌を

いつまでも聴きたかったから

彼女は歌うその歌を

デタラメな歌詞はすぐには覚えれないけど

歌う真っ直ぐなその眼が

僕という観客を虜にした


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