キリリク
□「春らしい詩」
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木々に色付き始める四季
桜花吹雪の中
再び別れと出会い
繰り返し訪れる
「淋しくなんかないよ」
一ほんとに?一
「不安なんかないよ」
一また強がっちゃって一
せめて、せめてと
紙鼓を抱えた
「またねっ」と言ふ言の葉が
永遠に音と成らずとも
是想ひ花びらと成りて想ひ届く
絆紡いだままの
その眩い物と信じ有りたい
道が違うけれども
思ひ出忘れぬ
せめて、せめて
輝き汚れぬように
行く先の糧になるように……
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