。*小説*。
□嫌いだよ…！「不佐久」〜短〜
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「うわああああああああぁぁああぁあ!!!」
突如響き渡る叫び声
発生源は…佐久間
「び、びび、びびった…誰だよこんなくだらないことしたのは…！」
「へぇ〜佐久間くん意外にびびりやすいんだぁ」
「くっ…ふ、不動…これはお前が…」
といい不動の顔の前に突き出されたのは某有名映画の井戸から出てきそうな勢いの髪の長い不気味な女の写真。
それも大きく
そう、佐久間は自分の部屋のドアにつるされていたその写真に対し叫びをあげたのだった。
「佐久間くんおばけとか怖いの？」
口元に悪役のような笑みを浮かべながら不動は言った。
「…。」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｯ
と音をたて無言で佐久間は写真を破り、丸め、それを火がつく勢いで不動になげつけた。
「いって…!!!!な、なにすんだよっ！」
「うっせ！！だから嫌いなんだよおまえのことが！！」
佐久間は部屋に入り勢いよくドアをしめた。
「……、嫌い、ねぇ…。」
「ばか…いつも俺をこんなにしやがって…」
そう言う佐久間は、シャツの心臓側をｷﾞｭｯと右手で握りしめていた。