短編

□お前と俺の当たり前
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ある日ふと思ったの。そういえばなんであたし高杉なんかと一緒にいるんだろうって。だから、高杉に聞いてみたの。なんであたしと高杉はいっつも一緒にいるのって。そしたら高杉、心底驚いたらしくて持ってた煙管落としちゃった。(そこまで驚くことなの?)お前なにも考えずに俺についてきたのか、うん、なにも考えずに俺が言った通りに人斬ったりしたのか、うん…といった感じの攻防戦(?)が数分間続いた。(その間あたしはうんしか言わなかった)そして少し間をおいて高杉が最後の質問に、お前は俺がしろといったことはなんでもするのかと言ってきた。あたしはもちろんさきほどと同じように間髪入れずにうんと答えた。あれ、高杉が気持ち悪いくらいニタァって笑ったんですけど。なんですかニタァって。本当だな、え?、本当に俺がしろといったことをお前はなんでもするんだな?、うん(なんなんだろ、いったい)。高杉はまたニタァって笑ってこう言った。










お前と俺が一緒に居るのは当たり前なんだ、それでいいな?
(反射的にまたうんって答えちゃったけど…
ま、いっか)















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