ヤンデレ注意な物語

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「あ〜、やっぱり ルルシュアの作ったご飯おいしいねぇ〜!」




「そうですか、ありがとうございます」



イヴァンさんが帰ってきてすぐに、朝食を一緒に食べた。
彼は、一緒に食べないとすぐに機嫌を悪くするから いつものように待っていたのだ。

もはや、朝の日課だ。



「でねでね、フランス君 最後に『ぎゃぁぁぁぁぁ!!』ってかっこよくない叫び声を上げてたんだよ!
 『俺はカッコイイんだ』〜とか言ってたのにねぇ〜?」


もぐもぐっ・・


フランスさんを殺したときの自慢話を私に聞かせながら、イヴァンさんは次々と食べていった。
いつ見ても、この人は不思議だ。

よくもまぁ、人を殺してから すぐにお肉を食べれるな・・・。



「・・・ねぇ、ルルシュア〜?」


そういう私も 周りの人から見たら変なのかもしれない。
人殺しと一緒に、その自慢話を聞きながら食事をしているのだもの。




「・・・・・・ねぇ」




「・・!?
 ど、どうしましたか・・?」

「ねぇ、僕が何度も呼んでるのに 無視ってなんで?
 もしかして、僕のこと嫌いになった?」

「そんなことは・・!」


「そうだよね、フランス君と仲良かったもんね。
 フランス君と一緒に笑ってたもんね・・」




ヤバイ、ぼーっとしていて彼の声が聞こえていなかった。
もしかしたら、また 誰か死ぬかも・・・・・!?

 

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