進撃の巨人‐smallworld‐2

□巨人
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そして私は周りを見る…


思ったより多くの死者がでてきた。



最初と比べたら5分の1しか残ってない。


おかしい、今まではこんなにも、死者がでてなかったのに、、、

だんだんと、帰ってこれない人の数が増えている。



そして、私たちは壁の中へと入った。






カーンカーン



鐘の音が鳴り響く…


私とリヴァイは後列にならんだ。

「ねえ、リヴァイ…今日の巨人、変だった。」



「は?どこがだ」


「巨人の数が多すぎだよ、特に壁のすぐ近くとかは…」




「言われてみたらそうだが…」




そう、おかしい。毎回巨人は壁のもっと離れたところにいるはず。けど、今日は壁のすぐ外に集まっていた。





ガタんっ



突然列が止まった。




「なに?」

「前の方っでなにかあったみてえだな」


私は少し背伸びしてみてみると、一人の女性が団長にすがりついていた。
「あの、息子が、、息子のブラウンが見当たらないのですが…息子はどこでしょうか」


あの人は…もしかして、ブラウンの母親?



「…ブラウンの母親だ…もってこい」



…ブラウンは、もう…いない…彼は、私の前で






「それだけしか取り返せませんでした。」


団長は母親にブラウンの…腕を渡した。





「うう…ああああああああああああ」




母親は泣き叫んだ。



「…息子は役に立ったんですよね」


「?」


「何か直接の手柄を立てたわけではなくても!息子の死は、人類の反撃の糧になったんですよね!?」







「もちろん!!!!!!!!…」




団長はそう言いかけたが
「いや、今回の調査で我々は、今回も、なんの成果も得られませんでした!!!!!!」



そう叫んだ。
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