進撃の巨人‐smallworld‐2
□死
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あれからしばらく私の涙はとまらなかった。
ミカサは、小さい時と同じように私にハンカチをさしだしてくれた。
「ユウカ姉さん久しぶり。。。」
「うん、、、、三人とも生きててほんと、、、良かった、、、、、、、、」
「心配掛けたな、、、姉さん」
私は三人が座っていた椅子に座ると微笑む。。
『俺も姉さんみたいな調査兵団になる!!』
昔、エレンやミカサが言ってくれた、、、
この子たちは本当に、、、
ここまで自分たちできてくれたんだ、、
「ほんとに三人ともここまできたんだね!!」
「ああ、俺は調査兵団に入りてえんだ、、、姉さんも調査兵団だよな?」
エレンが言う。
「ええ」
エレンは、、昔からの夢は変わってないんだな、、
さすが私の弟★
「ユウカさんは兵長なんですよね!」
アルミンがめを輝かせた、、、
アルミン、嫁にこない?
「うん、そうだよ」
それから三人に、、主にエレンに調査兵団のことをたくさんきかれた。
私は三人に今まで見てきた仲間の死、、、、そして巨人という怖ろしさを教えた。。。
恐怖。
それを三人には知ってほしかった。
調査兵団はかんたんなものではない。
毎日、死と隣り合わせだ。
命はひとつ。
だから真剣に考えてほしかったんだ。
そして、そろそろ私も帰らないといけない時間がきた。
リヴァイをずっと待たせてるしね、、、
そういえば、母さんどうしてるんだろ〜〜〜
「エレンあのさ、母さん元気」
「…」
『母さん』という単語を出した瞬間、三人の表情は一瞬にして暗くなった。
え?
「母さんは、、、、死んだよ、、」
エレンはそうつぶやいた。