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□初恋と友達
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暖かい日が射し込むシンドリア王宮の中庭。



シロツメクサの可愛らしい花が絨毯のように広がっている。


その上を、色鮮やかな蝶たちがふわりふわりと舞う。






うららかな春の陽気の中、しかしモルジアナの心は不安でいっぱいになっていた。








(紅玉姫……私なんかを急に呼び出して、一体何をお話になるつもりなのかしら……

私、何か気に障るようなことをしたの……?)







そう、煌帝国の第八皇女である練紅玉に呼び出されたのだ。






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