blackDragon
□ゲキカラとの帰り道
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「ねぇ〜… ぶらっく〜… おきてよ〜…」とゲキカラに身体を揺らされやっと私は起きた。
「う〜…」と私が唸るのをよそにゲキカラは「ぶらっく〜 かえろ〜」と言った。
そういえば、ゲキカラと帰りどこかに寄るという約束をしていたことに今更になって、気づいた。
私は眠かったがゲキカラに手をつながれ学校を後にした。
そして、ゲキカラと一緒に来たのは、どこにでもありそうなゲームセンター。
と言っても、二人ともゲームセンターの中に入るのは初めてだった。
しばらく、ゲームセンターの中を徘徊していると、ゲキカラが急にあるものを指差し「あれをやりた〜い」と言って差していたのは、プリクラと言われる大きい機械を指差していた。
正直、コインとかスロットとか、ギャンブルに近いものを好むのかなと思っていたが、とんだお門違いでゲキカラはプリクラを指差していた。
人は見かけによらないものを好むことが偶にある。
私は「いいよ」と言ってプリクラで撮った。
その後も色々な事をして楽しんだ。
ゲームセンターを後にした次の行き場所は近くの公園。
しかし、ゲキカラはかなり眠たいようで、かなりうとうとしていた。
私は、ゲキカラを背負って自分の家に帰ることにした。
家に帰ると、ゲキカラはもう寝ていた。
かなり遊び疲れたんだと思う。
私はゲキカラを自分のベッドに寝かせ、私はソファーで寝た。
その翌朝、またゲキカラに「ぶらっく〜… がっこうおくれるよ〜…」とまた起こされた。
時間を見たら余裕扱いている暇はない程ギリギリの時間に起きてしまった。
もし、ゲキカラに起こされなかったらと思ったら… 寒気がした。