blackDragon

□帰り道の途中の公園
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学校帰りの途中の公園である光景を見かけた。

それは一人のマジ女の生徒に対し複数名のヤバクネの生徒が襲いかかろうとした。

私が助けに行こうとしたちょうどその時、「いじめはやくくへん。 無駄なことはやめよし。」と京都弁の女子高生がヤバクネの前に立ちはだかったのだ。

「やってしまえ!」の声と共にヤバクネが京都弁の女子高生に襲いかかったが、「後悔しまんねんよ…」と言った後、次々と倒していった。

そして、「さかいに言わはったんに無駄なことはやめよしと…」と言われたヤバクネは逃げるように退散していった。

京都弁の女子高生はマジ女の生徒にこう話しかけた。

「どもないどすか?」と聞くと、「大丈夫」と答えたので、「そうどっか 無事でなんよりどす」と言って笑顔で見送った。

「強いね…。」と京都弁の女子高生に私が話しかけると、「そないなことはあらへんや」と言った。
「うちはおたべと言いまんねん」と言われ我が身を疑った。

おたべは理論的な人物と言われ、「勉強より大事なモンがおます」と言う名言を残した人物。

おたべに「あんはんブラックはんどすか? ウワサは聞いていまんねん 」と言われたので流石の私でもタジタジな状態になってしまった。

「前田は達者にしていまっしゃろか? 」と聞かれたので、「元気にしている」と答えた。

そしたらおたべは、「前田によろしゅう伝えておいておくれやす 」と言われたので、「あぁ、わかった」と言うとおたべは、「たぶんやで、マジ女にお世話になると思うて なん卒」と言った。

そして、「ほな、これで失礼おいやしたしまんねん」と言ってその場を後にした。

私は只、呆然と立ち尽くしていた。

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