blackDragon

□気まぐれ? いや違う
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先ほど紹介したゲキカラは、適当に相手を見つけて喧嘩している訳ではない。 優子さんに「意味の無い喧嘩はするな」と言われてから私が見た限り喧嘩する回数は激減した。 そのおかげか少しゆとりを持てるようになったと言ってもゲキカラの独特な笑い方は健在。 また、あの頃に戻ってしまうのでは無いかと言う何ともいえない感じがする。 しかし、ゲキカラは優子さんのいうことはしっかりと守る。 そして優子さんから褒められると凄く嬉しそうな表情を見せる。
しかし、ゲキカラも人なのでちゃんと優しさも持っている。
〜ある日のエピソード〜

ゲキカラが見回りから帰ってきた。「倒れてたから連れてきた〜。 あははは。」 とゲキカラは高熱の生徒をおぶって部室に帰ってきた。 今日は優子さん居なかったので「ゲキカラ偉いぞ」としっかり褒めた。 とりあえずその生徒を長いすに寝かせてとりあえず目を覚ますのを待った。
まあ、目を覚ましたら何時もみんな同じリアクション。 自分が何故ラッパッパの部室に居るか解らないと言う顔をしている。 急いで部室を後にしようとするが私が引き止める。 しっかりと治った上で、戻るなら戻って欲しかったから。
その後もゲキカラはその生徒の看病を続け放課後には、熱も下がり自分で出来るまで回復した。 その生徒が帰った後、「ゲキカラ偉いぞ〜」と褒めた。 ゲキカラにも良いことと悪いことをしっかり認識して欲しかったから。 ゲキカラは当然褒めれば喜ぶ。 「ぶらっくから褒められた〜。 あははは。」とその喜ぶ姿を見ると凄く私には可愛らしく感じた。

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