FF13
□逡巡
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「僕ってそんなに頼りないかなぁ」
サッズさんの頭から僕の肩まで飛んできたひなチョコボを撫でる
ひなチョコボは何かを僕に伝えるように鳴いた
流石に、ひなチョコボがなんて言っているかは分からないけど
たぶん、僕を慰めてくれているんだと思う
「ありがとう」
満足したかの様に一鳴きすると、ひなチョコボはいつもの場所である黒くてもさもさした所に帰って行った。
それにしても、オーディン…
いち早く僕のライトさんに対する想いに気づいて
直ぐに、駄目だなんて言ったんだろう…
初めて言われた時から、ずっと同じことを何度も聞かされているこっちの身にもなってほしい
オーディンに否定されても、ライトさんを諦めるつもりなんか…え?
もしかして…
オーディンも?
だから、僕の想いにもすぐ気づいて…
え、やだ。
ライトさんとオーディンが…いやいや、え、ほんとに絶対やだ。
今度オーディンが僕の所に来たら、言ってやらないと
僕だって、お前を認めない
って