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□突飛
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僕の恋敵たちは、強者だったり、子供みたいだったり

とにかく、ここまでの道のりは苦労ばかりだった

まだ、式をあげるのはあと二ヶ月後だけど

その時が来るのが待ち遠しくて堪らない


同棲を始めたのはつい最近で、家に帰ると出迎えてくれるライトさんが、可愛くてかわいくて仕様がない

ライトさんに会いたいがために今日も仕事を早く終わらせて、今から帰るとメールを送る



ドアの向こうにいるであろうライトさん

彼女の可愛さに我を忘れないように一呼吸おいてドアを開ける


「ライトさんただい…ま」

いない…いつもはいるはずなのに

どうしてだ?

部屋の明かりもついているし、生活音も聞こえる


「ライトさん何かありましたか?」

リビングルームのドアを開ける


「…!?」

ライトさんはソファに男と座って肩を抱かれている

「っ…お前」

怒りの矛先は彼女ではなく、男に向く

僕の声に気づいたライトさんは僕を見て驚きを隠せないといった顔だ

男の肩を引く


男の顔を見た僕は今の状況が理解出来なかった








「……僕?」


 
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