FF13
□廻転
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「ライトさんっ」
まだ幼いが逞しく、優しさを含んだ声にゆっくりと振り返る
「なんだ?ホープ」
「そ、その…」
ホープは赤面し、もじもじと指を絡め一向に話そうとしない
「なんだ、はやく言え」
ホープを少し睨みながら腕を組む
目の前の少年は、息をのみ赤い顔になったり、青い顔になったりを繰り返していたが
一度深呼吸をして、私を見ると口を開いた
「ライトさん、服を脱いでください」
「は?」
「あっ、いや違うんですっ。えっと、ファングさんとヴァニラさんがっ」
ホープは、顔から汗を噴き出しながら言葉を並べていく
「『おめーらの格好は暑苦しいから』って、服を皆さんにくれたんです…」
だから、ホープの格好がいつもと違ったのか…
「ありがたいが、私はいい」
「えっ?」
ホープは、間の抜けた顔で私をみている