FF13
□椿事
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「ホープ、私は結婚することになった。」
父さんになにかと理由をつけて、ライトさんのお家に転がり込んで
もう、二年も経つ
ライトさんに、そんな話があってもおかしくはないのに
僕はその事実を受け止める事は出来なかった
衝撃的すぎる…と、いうよりも
結婚相手に対する嫉妬や怨嗟、
僕の中の黒い感情が溢れだして止まることはなかった。
直に、ライトさんの家も出て行かないといけない。
考えるのは、そんなことばかり
ライトさんを引き留めたり、奪ってやるなんて
僕にはできないんだ。