FF13
□節操
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あぁ、また眠っていた
×××は今日も来なかったのか…
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「新人っちんたらすんなぁっもっと動けっ!」
「はいぃっ!」
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「ライトニング?」
『ライトさん?』
名を呼ばれて頭が覚醒した
期待していた人物ではなくすぐに気分が落胆する
「あぁ、なんだ?」
「なんだじゃないですよ。今、任務中ですよ。わかってますか?」
私の態度が気にくわなかったのだろう、少し怒気を含んだ言いように申し訳なく思う
「すまない。気をつける。あと…いやなんでもない。」
その喋り方は今は聞きたくない
「そうですか…。ライトニング、疲れてるなら休んでてくださいね。」
そう言って輝かしい笑顔を私に向けた青年は、
じゃあ、僕も所定の位置に行きますねと言って去っていった
「ホープか…」
彼は見た目はさほど似てはいないが喋り方や物腰、無駄な気遣いをするところが似ている
なんと言っても、期待の新人、我が警備軍の“ホープ”と言われているからな…。
少し会えないだけで、こんなにもホープの事を考えてしまう私は
ホープを失ったら
どうなってしまうのだろうか