FF13
□齟齬
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すれ違い
そう一言で言ってしまえば、それで終わりなのかもしれない。
僕はハイスクールに通って、ライトさんは、警備軍の仕事に通う。
学生と社会人…すれ違うのも当たり前か
ライトさんは仕事が忙しいのか、会えないことがほとんどになった。
いや、全くと言っていいほど
僕が会いたいと言えば、無理にでも時間をつくって会ってくれると思う。
でもそれじゃあ、ただのわがままな子供だ。
ライトさんを困らせたいわけじゃない
ただ、彼女に会って触れたい。
そう思ってしまうのは、僕が子供だからなのだろうか…
「ライトさんは、そんなこと思わないんだろうな…」
僕の一人言葉は宙に浮いて漂っていた