FF13
□冥利
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ファングさんとヴァニラさんがラグナロクになってコクーンを支えてから、もう4年…
僕のライトさんへの気持ちは変わらず、
少しでも彼女に追いつこうとミドルスクール卒業後、士官学校に志願しようとも考えた。
しかし、ライトさんは軍に復帰してから、実力を認められてみるみる出世している。
今から、僕が士官学校に…
「ホープ、考え事か?」
「ライトさん!お帰りなさいっ今日は、はやいんですね。」
考えすぎて、ライトさんが帰ってきたのに、気づかなかった。
「なにを、考えていた?」
「僕の将来のことです。」
そう答えると、ライトさんは僕の顔じっと見て何かを考えている。
ライトさんと、暮らしはじめて4年。
父に無理を言って、ライトさんの家に住んでいる。
あのとき、ライトさんも僕と、一緒に住むのは拒んでいたけど父さんに挨拶されてから、仕方なく承諾してくれたんだっけ…
「ホープ、お前は家に帰れ。」