LR
□混迷
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箱舟にライトさんが光を纏いながら帰還する
「おかえりなさい、ライトさん」
急く気持ちのせいか、ライトさんに駆け寄る
「心配しました。
また、ルミナに会っていたんですか?」
「あぁ
だが、会っているというよりか待ち伏せをされているみたいだな」
ライトさんは胸元のシルバーのネックレスに指をまきつけながら話している
「ライトさん、ルミナとの接触の歳には、気を付けてくださいね
あの子は、何者か不明です。警戒するに超したことはありません。」
僕が、ライトさんを見上げながらそう言うと、ライトさんは腰に手をあて
溜息を吐くと僕の頭に右手を置いた
ぽんぽんとリズムよく優しく叩かれる
その旋律は心地好く自然に瞼を閉じてしまう
「心配するな。私が途中で倒れることはない。」
わかってる、ライトさんが強いこと
でも、それでも
僕だってライトさんと常に行動して支えたかったのに
それができないから、ここでこうやってライトさんをサポートしてる…してる筈なのにっ!
ライトさんに起こること全てを把握できてなくて、
ライトさんを円滑に導くことができてない
また、僕は足手まといだ。
それにーーーーー