FF13-2
□瑟瑟
3ページ/5ページ
二人でソファに腰掛けると早々にホープは口を開いた
「ライトさん、今日ライトさんのシュミレーショントレーニングを見ました」
シュミレーショントレーニングとは、軍に所属するものが実際の戦闘を想定して行う、実弾、真剣を使用し、戦闘機体と実戦を行うものだ
それは警備軍も例外ではない
「僕は、最初に言ったようにライトさんの軍復帰は今でも賛成しきれてません。
それに、戦闘機体と実戦なんてライトさんがする必要はないです。
ライトさんには、僕の…」
「ホープ」
それ以上ホープの言葉を聞きたくなくて遮った
「お前が、私の事に口出しをするな」
ホープは目を見開くと悲しそうな顔した
あぁ、こんな事を言うつもりは無かったと後悔しても遅い
私はいつもそうだ。
そうやって大切なものがぽろぽろと零れていく
立ち上がりホープの顔は見ずに、すまないと言って自室に逃げる
これでは、ホープが私の前から居なくなっても仕様がないな