FF13-2
□瑟瑟
1ページ/5ページ
最近、ホープの様子が変だ。
私に対する態度が今までと違う。
今までは、子犬の様に無邪気に笑い、雛鳥の様に私について回っていたのに
今は、口煩い姑…いや、嫁と言った方がしっくりくる
とにかく、以前よりあの無垢な笑顔を見ることは少なくなり、事ある毎に私に小言を言ってくる
反抗期…なのだろうか。
成長したということなのか…
年上の女だけあってそう易々とホープの言うことを聞いているわけにもいかず、
かといって、ホープの言葉に耳を傾けないということはできない
それよりも、内心
変わっていくホープに認めたくはないが焦りを感じている
私のことなど、どうでもよくなってしまった
そう思われているかもしれない、そう思っていくかもしれないと不安に駆られる自分が情けなかった
「ライトさぁぁぁぁんっ!」
「なんだ、ホープ」
き、きた…この声の大きさ、声色
嫁ホープだ。