FF13-2

□安寧
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大きな扉をくぐり、目の前にいる受付に近づく。

「ホープ・エストハイムは居るか?会わせてほしい。」

受付は、一瞬怪訝な顔つきをしたが、すぐに笑顔で対応をした

「エストハイム主任と、アポイントがありますか?なければ面会できません。忙しい方なので。

申し訳ありませんが、ここに手を翳してくださいませんか?

ここにお名前が記載され、エストハイム主任とアポイントメントの予約をすることができます。

日時はこちらからまたご連絡致しますので…」

受付の長い説明に苛立ち、次の言葉を遮りながら手を翳した

すると、警告音が鳴り響き
アナウンスが入った


施設内に、身元不明者が侵入しました。
繰り返します。
施設内に、身元不明者が侵入しました。

直ちに、厳戒態勢に切り替えてください。


「な、なんだ?」

目の前の受付は、脅えた顔で私を見ている。

沢山の足音が聞こえてきたと思うと、私の周りを武装した兵士達が取り囲んだ。

「なんの真似だ?」

「身元不明者、及び反逆者に告ぐ、今すぐ武器を捨て両手をあげろ!」

反逆者、?

全く意味が分からない。

「私はホープに会いにきただけだ」

周りの兵士達は少しざわつくと、私に向かって走り込んできた。

いきなりの先制攻撃だったが、今までずっと戦ってきたせいか、

さっきまでの気怠さは、感じることもなく

次々と兵士達の攻撃を避けることができる

 
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