FF13-2
□厭世
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地面に亀裂が走る
すごい速さで走る亀裂がいたる所に広がっていく。
唸りをあげたように地面が鳴いた
その瞬間、凄まじい勢いで僕たちのいる地面が揺らぎ傾いた
一瞬のことでバランスを崩した僕とライトさんは、
地面にに身体を打ちつけられ、大きく広がった亀裂の間に吸い込まれるように転がっていった。
このままじゃ、落ちるっ。
僕は、身体に力を込めて地面にへばりつきながらライトさんを見る
「ライトさんっ」
僕の方に転がってくるライトさんに必死に手を伸ばす
瞬時にライトさんの手を掴む
ライトさんは意識がないみたいだ
ライトさんの下には何も無い
あんなところに落ちたら…