薄桜鬼×華鬼
□西の頭領
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神無たちが去ったその後、千風は響の攻撃を避け続けていた。
「人間にしてはやるね。けど避けるだけじゃ俺には勝てないよ?」
『そんな事はないさ。現に矢がもうなくなるんじゃないかい?』
ヒュンッ
ドスッ
最後の矢が木に当たった。
「結局一本も当たらなかったか・・・。まぁいいよ。」
響はクロスボーを捨ててポケットに手を突っ込んだ。
『用意周到だね。』
響の手にはナイフが握られていた。
「お除け下さいっ!!」
「『!!』」
千風と響の間に何かが投げ込まれ辺り一面煙に包まれた。
「千風様。こちらへ。」
「・・・・逃げられた。しかも丁寧に俺の矢まで全部回収されてる。
俺も帰るか・・・・
風間千風を調べないとな。」
響は不敵な笑みを浮かべて帰って行った。