薄桜鬼×華鬼
□声
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送り火から数週間が経った今、千景は新選組へは行っているものの千鶴を攫おうとすることは無くなった。
『・・・・・。』
陽がまだ登らぬ早朝千風はある夢を見て目を覚ました。
『・・・・なんだったんだ?』
千風は真っ暗な世界に一人だけいた。
夢だと思い適当に歩いていると一本の桜の木にたどり着いた。
『立派な木だな。』
千風が木の幹に触れた瞬間
(助けて・・・・・・・。)
『!?』
(どうして誰も助けてくれないの・・・・・・・はやく人のいない一人になれる所に・・・・・・。)