□君は太陽
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まぶたに光を感じて目が覚めた。




おそるおそるまぶしい光のなか目を開ける


いつもは寂しいベッド
でも今日はとっても

暖かい―。


隣に君がいるからなのかな?



隣で寝息をたてて気持ちよさそうに寝ている君


すると



「………ん…名無し…」




「…クスクス…まったく、君は今どんな夢を見てるんだ?」



そう言い寝ている君の頬にそっと触れる



君の全てを知りたい―




こんなに近い距離でいて、ずっと一緒だけどまだ足りない


知らない君を全部知りたい




こんな私は少し欲張りなのか―?




「でも…君が大好きだから…」



私はそっと頬に触れるだけのキスをした





「…寝込みを襲うなんて……イケないレディだね、」



―ッ!!



「お、起きてたのかッ!!??」



レンは意地悪く微笑み

ぐいっ

私を抱き寄せた




「なっ、いきなり―」



「クスクス、こんなに真っ赤になっちゃって…そんなにオレが好き?」


「!!うるさいっ―、馬鹿か君はっ」


「はは、図星だね」


チュッ



「オレも大好きだよ―、こんなに誰かを想うのは初めてだ、…もう離さない…」


「レン…」

ぎゅう―



強く抱きしめられる体は暖かい


この温もりが永遠に続いたら…



いや、きっと私たちなら続くはず―


だって君は―



私の太陽だから


暖かいよ、
眩しすぎて真っ直ぐ見れないこともある私だけど



―君の傍にずっといるよ




「さっ、起きよっか―
今日は2人で出掛けよう」



「ん、」





そうして
眩しい1日が始まった





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