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□愛する君に、悪戯をしてあげる
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ある日、慎吾は良介を放課後、寮に来るように頼んだ。良介は嫌々とぶつぶつ呟きながら寮へと向かう。
367号室のドアを開けると、慎吾が抱きついてきた。

「良介ちゃーん♪」

が、良介はスルリと華麗に避けて呆れたように溜め息を吐く。

「お前…俺を寮なんかに連れ出して…一体、何を企んでいるんだ?」

「良介ちゃん、鋭いねー♪その通り。あ、おもちゃ買ったから良介ちゃんは実験台ね♪」

「は?実験台って何の……んっ!」

良介が言い終わるその前に、慎吾は良介の唇にキスをし、口を塞ぐ。舌を入れ、絡ませる。


「ふぁ…っ、ん…ふ」

「ん…」

慎吾を睨み付けるが、全く動じず、ただただキスをしてるだけだった。そしてそのまま部屋に入り、良介をベッドに押し倒す。自分では分からないほど、無意識に驚いた表情をしていた。

「ぁ…」

「…やっぱり可愛いな〜。良介ちゃんは。ビックリした顔も好き」

そういうと、首筋に口付けし痕を付ける。
しかも、やり方が凄くなめらかでスムーズ。

「んっ…ぅ…」

充分に痕を付けると、口を離し、棚を漁る。良介は顔が真っ赤のまま、慎吾を不思議そうに見つめた。
慎吾の手元には、小さなローターがあった。
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