短編

□なんで-あつみな-
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敦子side.


今日は離退任式


私の好きな篠田先生が離任するから泣きそう,,,


み「敦子、なんで泣きそうなの??」


式の途中、隣のたかみなが話しかけてきた


「うるさい」


って言ったらたかみなは静かになった


先「離退任先生、退場」


離退任する先生が退場していく


私は涙がなくなるまで泣いた


式が終わって、誰もいない屋上で泣いてた


(ギィー


み「敦子、まだ泣いてんの」


「ほっといてよ,,,」


み「そんなに好きなの??篠田先生のこと」


好きだよ,,,
ずっと好きだったんだもん,,,
離れたくないよ,,,


み「叶わない恋じゃん,,,」


なにそれ,,,


「叶わなくても好きなの!!!!」


み「叶わないなら思うだけ無駄だよ」


「なにそれ,,,」


み「相手にされないに決まってるじゃん」


「わかったように言わないで!!!!」


たかみなの横を通って屋上から出ようとした


(ガシッ


たかみなに腕を掴まれた


み「敦子が分かってないんじゃん!!!!」


「え?」


み「こんなに思ってるのに気づけよ!!!!」


「は?」


(ギュッ


「えっ??」


たかみなに抱きしめられた


み「好きなんだよ,,,敦子が,,,」


え??


み「篠田先生の事、好きなの知ってるけど、それと同じように私も敦子の事、好きなんだよ,,,」


「たか,,みな,,,」


たかみなの名前を呼ぶと離された


み「ごめん,,,」


たかみなはそれだけいって屋上を出た


さっきのなんなのよ,,,


たかみなに抱きしめられた時に胸がキューってなった


まだたかみなに抱きしめられた感触が残ってる,,,


私が好きなのは篠田先生なのに,,,
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