非日常

□2滴
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名無しが新羅の家に来て数日後のこと。


あ「チャット?」


セルティのパソコンを覗き込む。


セ『ああ。意外と楽しいんだ!』

あ「へぇ。見ててもいい?」

セ『かまわないぞ。名無しもやりたいか?』

あ「うん!やってみたい。」

セ『聞いてみるな。』


セルティはパソコンに向き直る。

チャットなんてすごく久しぶりだ。
知らない人と話すのはなんだかすごく楽しい。


セ『いいそうだ。私のハンドルネームはセットンだからな。』

あ「分かった。私は名無しにするよ。」



―――名無しさんが入室しました―――

セットン:あ!きたきた。

名無し:はじめまして!

田中太郎:はじめまして!よろしくお願いします!

甘楽:はじめましてー☆私はみんなのアイドル甘楽ちゃんでーす!

田中太郎:名無しさん、無視していいですよ。

名無し:はーい!

甘楽:太郎さんひどい!しかも名無しさんまで!?

セットン:www

田中太郎:名無しさんも池袋在住ですか?

名無し:はい。みなさんもなんですか?

甘楽:そうですよー!みんな池袋なんですぅ。

セットン:自分と名無しはリアルで友達なんで。

名無し:そうだねww
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