銀魂短編

□腕枕
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「あー、寒・・・」
木枯らしが吹きすさぶ中、銀時は1人万事屋への帰路を辿っていた。
3日ぶりに入った依頼、今回は銀時1人で十分な内容だったので、新八と神楽には留守番をさせているのだ。
解けてきた赤いマフラーを結び直し、ふと道路の反対側を見やる。
目についたのは薄暗い空の下で光を放つコンビニ。
そういえば、今日は月曜日だったのだと思い出した。

思い出してしまった以上、立ち寄らない訳にはいかない。
心持ち足取り軽く、そのコンビニへと入った。
入口近くの棚に、目当ての商品はあった。
銀時の愛読書であるジャンプ。
それを1冊手に取り、会計を済ませた。
本日の依頼をそれなりに頑張ってこなした自分へのご褒美だと浮かれながら、万事屋への道を急いだ。
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