銀魂短編

□キラキラ、そしてポカポカ
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「今日は、いい天気ですね」


今回の依頼は深夜から朝にかけての工事現場での作業だった。
事前の打ち合わせでは人手は2人で十分との事だったので、銀時と新八の2人で請け負った。
その依頼を無事に完了させて給金を受け取り、今から帰路に着こうとした時だった。

銀時の隣へ並ぶ新八が背伸びをしながらそう言った。
確かに今日は雲一つ無い晴天で穏やかな風がそよいでいる。


「あー、せっかくだからちょっと遠回りして帰るか。神楽も居ねぇ事だし」
「いいですね。そうしましょう」

この気持ちの良い朝の光をもっと浴びていたいと思っていた新八にNOの選択肢は無い。
ニッコリ笑って彼の提案に賛成する。

銀時から受け取ったヘルメットをかぶった後、原チャリの後ろへ跨って彼の背中へそっと抱きついた。
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