銀魂短編

□惚れてんだから仕方が無い
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ハーイ、良い子のそこの君!今日が何の日か分かる?
ちなみに今日は2月の14日だぞ。

そう、正解。
世間の野郎共が一喜一憂する日だ。
どいつもこいつもソワソワしやがって、ウゼェったらありゃしねぇ。
いっその事、こんな日なんてなくなっちまえばいいんだよ。
あ、別に自分が貰えないからって僻んでる訳じゃァねぇよ?
ただ、義理だの本命だのごちゃごちゃ浮かれてやがる奴が目障りなだけだからね、ウン。
・・・チッ。死ね!バレンタイン・デー!(by 藤/岡/藤/巻)


・・・って言うのが去年までの俺の感想ね。

それが今年はそうじゃねぇんだなー。
俺ァ今、付き合ってる相手が居るもんでな。
可愛いんだぜーソイツ。
あ、俺その子の担任なんだけどね。
いっつも俺の事『先生、先生』って慕っててよォ、しかも笑顔がものっそい可愛いの。
背も小せぇし髪なんてすっげぇサラサラでよォ。
そんでもって家庭的で温かくて超オカン気質なのに、ツッコミが鋭いのなんの。
まぁ何より最大の特徴は、メガネで地味な事だけどね。

さァこれでもう分かっただろ。
そうだよ、俺の愛しいあの子は志村の弟クンね。
もうね、アイツがあんまり可愛くてホントたまんねぇよ。
ふと気付いたらちゅーしてるなんて事もしょっちゅうだったり?
あー、アイツの事考えてたら胸がキュンとするわ。

ま、惚気はさて置き。(語れるもんなら語り尽くしてぇけど)
そう言う訳だから俺ァ今年のバレンタインは密かに楽しみなんだよねー。
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