君を俺はまだ知らない

□act.4
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act.4 楽しい鬼ごっこの時間





罹嘉「ねぇ、なんでこんな事してるのかな?」

理菜「知るか。…あと何分だ?」

罹嘉「あと15分だよー( ´ ▽ ` )」

理菜「なんで、俺がこんな事しなきゃいけねぇんだよ…。」




お久しぶりっ!みんなのアイドル罹嘉だよっ!!







…おぇっ、自分でこんな事言って吐きそうだわ………おぇ…。



ゴホン、えっと何故私が理菜とこんな会話をしてるかというとそれはお昼休みの時間に戻るんですよー。




***


お昼休み




私は理菜とご飯を食べようと屋上に向かっていた。



理菜「あんにゃろー…元就の事をさらーっとやりやがって…。」

罹嘉「今回も笑いをありがとう。
理菜と啓くん先生とのやりとり本当に面白いわ(゚∀゚ )」


さっきの授業は日本史をやっていたんです。
毎度恒例の理菜と啓くん先生のやりとりがあるんだけど、それが面白いんだよねーw

今回は理菜の好きなキャラの毛利元就が出てきた為、もうテンション高いったらありゃしない。

あ、でも性格が変わるんじゃなくて誰が見てもうずうずしてるようにしか見えないのさ。

見事に毛利元就をさらーっとやって次にいこうとしたから理菜がキレて啓くん先生に熱弁したっていうんですよww

あれは面白かった、みんな笑ってたし愁くんは混ざるしジャッカルくんがそれを止めようとして、颯太くんはそれを見て笑ってた。

本当あの2人のやりとりはあきないわ。


理菜「あー…ねみ。」

罹嘉「それさっきからずっとそれ言ってんじゃんww」




ガチャッ




罹嘉「よっしゃぁあああ!!着いたぜぇええええええ!!」

?「え?」








え?










無言が続き…最初に言葉を発したのは……







理菜「帰る。」

罹嘉「えっ、待ってよ!置いてかないでぇえええええええ!!。゚(゚´Д`゚)゚。」


赤也「あれ?罹嘉先輩?」

罹嘉「え?」


は?誰だコイツ。このワカメヘアー誰?

いや、冗談抜きで誰ですかきみ。


柳「相楽が誰だコイツと思っている確率100%」

罹嘉「わあお、出ましたー100%出ましたー…」

赤也「え!先輩俺のこと忘れたんですか!?」

罹嘉「知らないから。誰だよきみ。」

赤也「Σ先輩ひどいッス!!」

幸村「ねぇ、理菜は?」

罹嘉「え?そこらへんにいるは…………ちょ、は?」



そこにいたのは…



理菜「あれぇ?イケメンいっぱいじゃん!
理菜マジテンション上がるぅ!!」

罹嘉「え、」


化粧してさらに茶髪の巻がかかったロングでいつもよりも制服を着崩している理菜がいた。


ジャッカル「なぁ、相楽…あれって鳴海だよな?」

罹嘉「そ、そうなんだけど…。」

理菜「やばぁい!理菜ちょー嬉しいっ!!」


…うん、ミーハーを貫こうとしてるんだな。

笑いそうヤバイこれはおもしろすぎる。


赤也「…ミーハーかよ。」

ブン太「ミーハーはどっか行けよぃ。」



て、テメェら!!
理菜はミーハーじゃないわボケぇえええええええっっ!!!


ていうか、空気おもっ……


理菜「ひどぉい……理菜泣いちゃうっ………。












ていうのは嘘で。


罹嘉と桑原くん、屈んでー

………幸村はどっちでも。






それ以外は死に失せて★」ガチャ

罹嘉「イエッサぁあああああああっっ!!!」サッ

ジャッカル「お…おう」サッ

幸村「素直に言えばいいのにー」サッ


『は?』


理菜「自意識過剰な皆さん、さよなら★」ドシュッ


『ぎゃぁあああああああっっ!!!』


ちゅどーーん


『((ちーん…』


▼反応が無い自意識過剰な人達はただの屍のようだ。

いやー驚いたよー…理菜ってばロケットランチャーなんて持ってるんだから←

あれかな、バイオやりすぎなのかなあの子ww
ライフルとかショットガンとか…


理菜「……つか、お前ら誰?」

罹嘉「私は名前は分かるけど顔が一致しないんだよねー」

ジャッカル「やっぱり鳴海だったか。」

幸村「理菜はこの性格がいいね。
でも、面白かったよ((ニコニコ」


流石ユッキー分かってたか〜…ちぇっ、つまらないのー。


幸村「今、相楽俺につまらないとか言ったでしょ?あ?」

罹嘉「本当にすみませんでした。」←土下座


え?プライドはどこにいったのか?
自分のプライドより命の方が大切なのだよ。


理菜「…腹減った………。」

罹嘉「じゃああっちで食べよう!!
ジャッカルくんとユッキーも食べるー?
理菜の手作りなんだ!!」

幸村「理菜、いいのかい?」

理菜「……勝手にすれば?


あ、桑原くんは全然いいぜっ!!((キラッ」

幸村「ふふ、ありがとう理菜。」

理菜「……あっそ」

ジャッカル「サンキューな!鳴海!!」

理菜「桑原くんなら全然いいぜっ!」

罹嘉「それツンデレじゃないかwwwww」


ユッキーに対しては本当に素直じゃないなまったく!!
まあ、それが理菜らしいんだけどね。
でも、今日のお弁当はなんだろうっ!



ドンッッッ



罹嘉「わあお\(^o^)/」

幸・ジャ「え、これを1人で?」

理菜「は?あたりまえだろ」


そこには私の身長くらいの高さまであるお弁当箱があったのだった。

よくこんなに作れるなー。
流石は理菜!!!




パカッ




罹嘉「やったぁあああああああっっ!!!
好物ばっかりぃいいいいいいい!!」

ジャッカル「すげーな…前にも見た事あるけど改めて見るとすげーわ。」

幸村「…野菜も入ってるし…栄養もちゃんと考えているね。」


やべぇ…マジ私の旦那。

おかずの種類何個あるんだろう、10種類以上はあるよ。うん。
ご丁寧におにぎりとサンドイッチ。

お菓子類だって10種類以上あるぞ?

もう店開けばいいのに。マジで。


罹嘉「いただきま「赤也))罹嘉先輩っ!」ぐえっ!」


抱きつかれた、、だとっ!?


罹嘉「だから誰だよきみ。そして離れろ。」

赤也「嫌ッス!!……って、先輩覚えてないんですか?オレッスよ、前に先輩とテニス対決したじゃないッスか!

…あの時はあの女の補正で、愁先輩と颯太先輩にあんな事しちゃいましたけど………。」

罹嘉「あ!(°д°)

あの時のクソワカメ馬鹿野郎!!」


『名前ひどすぎね!?』


理菜「モキュモキュ」

幸村「ふふ、赤也にピッタリな名前じゃないか。よかったね((ニコニコ」

赤也「ピッタリじゃないッス!」






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