君を俺はまだ知らない
□act.4
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その頃の罹嘉は…
罹嘉「ブンちゃん、食べ過ぎじゃない?」
ブン太「はー?まだ全然食えるぜ?」
罹嘉「ブラックホール並みの胃袋だね。」
仁王「ただのブタじゃ。」
ブン太「喧嘩売ってるよな、お前ら。」
罹嘉「あ、バレた?」
仁王「俺は正しいことを言っただけじゃ。」
ブン太「Σうざっ!!」
なんか思ってたより普通だ。
てっきり自意識過剰な奴らかと思ってたのに。
私の周りにいる普通の男の子と一緒だった。違うといったら顔がイケててテニスがズバ抜けていることだけだ。
そう…違うのはその2つだけ。
罹嘉「テニス部だとしてもやっぱり、普通の男の子だね。」
ブン太「あたりまえだろぃ?俺らだってちょっとテニスが出来るだけで普通の男子なんだからな。」
赤也「ただあの女どもが俺達のハードルを上げるから!!
本当っ女なんてろくな奴がいないっ!!!」
罹嘉「………。」
赤也くんが怒るのも分かる。
ファンクラブの子達が『王子様』とか言ってしまうからきっと彼らは自分が周りと変わらない男子生徒だと思われにくいんだと思う。
仁王「…罹嘉は俺らことどう思うんじゃ?」
罹嘉「どうって言われても、私と理菜はきみ達のこと興味ないから。
普通の男の子達と同じだよ。」
幸村「ふふ、だと思った。」
柳「ふむ、なら罹嘉と「理菜))させねぇから。教室に戻るぞ罹嘉」
罹嘉「あ!!理菜!!」
理菜「帰るぞ。嫌な予感しかしねぇ。」
罹嘉「なぬ!?」
幸村「ふふ、流石は理菜だね。」
柳「ほう、鳴海は感がいいとデータに付け足しとこう。」
理菜「……((イラッ」
柳「だが、このままだと時間がないな…幸村頼む。」
やなぎんとユッキーは一体何を考えているのかな?
しかも理菜も怒っている感じだし。
あれ?もしかして私だけ置いてかれてる!?私も仲間に入れてぇええええええええええ!!!(泣)
幸村「まかせて。」
何をだよ!!
置いてかれてて全く話についていけないんですけどぉおおお!?
ちょっ…ユッキーが近づいて来てるんですけど!?
え、理解出来ていないからお仕置きですか!?
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
土下座するんで本当に許して下さい(泣)
なんて頭がめり込んでしまうんじゃないかと思うくらいに土下座をしていたら…。
↑(ブンちゃんや赤やんとか皆が痛い目で見ていることはスルー)
理菜「…罹嘉に手を出すんじゃねぇよ、クソ共が。」
…マジイケメンだぁああああああああああ!!←
ユッキーと私の間に入ってきて私を守るかのようにユッキーを睨み付ける。
本気で私の旦那になってくれないかな?
え?誰に旦那になってほしいかって?
そんなの徹夜くんに決まってるじゃないですか。
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