君を俺はまだ知らない
□act.4
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赤也「確かにそうですけどっ…あ、このハンバーグもーらいっ!!」
罹嘉「あ!!それ私が狙ってたのにぃいいいい!!」
赤也「オレが先に取ったんですからオレのですよっ!!」
罹嘉「そんなにオレオレ言わなくても取らないし。
きみはオレオレ詐欺してるの?え?」
赤也「ひどっ!!しかもオレって二回しか言ってないッスよ!?」
罹嘉「うん、知ってる。
ていうか、きみ達…あ、ジャッカルくんとユッキー以外ね。リボンの子の補正にかかってなかたっけ?
あと、なんで私の名前知ってるの?」
『…………。』
罹嘉「え、無言?」
幸村「ふふ、相楽の名前が分かってたのは俺が教えたからだよ。」
柳「そして俺がデータを教えた。」
ジャッカル「悪い…相楽達の名前をついポロっと……。」
罹嘉「ハハッ、ジャッカルくんは全然いいよ!むしろジャッカルくんならもう大歓迎っっ!!
でも、やなぎんとユッキーはなんて事してんの!?
マジ魔王とデータクソやろ………
すみません調子乗って本当にすみませんでした((土下座」
無言で黒い微笑み+開眼攻撃なんて土下座するしかないよ。マジで。
怖すぎて逃げ出したいわ。
ていうか、この場を立ち去りたいです切実に。
ーその頃の理菜ー
理菜「はぁ…。」
あの息苦しい空間から抜け出してフラッと適当に歩く。
理菜「…疲れた、」
龍海や神崎や仲がいい奴ら以外と一緒にいると疲れが溜まる。
罹嘉はよくあんな奴らと一緒にいれるな。
俺にはあんな風に関われないし、関わりたくもない。
罹嘉も本当は人が苦手なハズなのに……全く理解出来ない。
理菜「…やっぱり、静かって心地いいな……。」
こういう誰もいない空間は、静かで自然の音が聞こえるだけ。
別に賑やかが嫌いなわけではない。
たとえば、部活で体育館に響くバッシュのスキール音や大きな声で指示し合うそれぞれの声…それも好きだ。
まあ、仲がいい奴らだからかもしれないけどな。
だいたい、あんな奴らは絶対に裏切る。
もう、裏切られるのは………勘弁だ。
理菜「…あと少しで五分前か……はぁ、気が重いけど行くか。」
後で騒がれたらたまったモンじゃない。はっきり言うとめんどくさい←
理菜「あ。」
俺の視界に入って来たのは花壇に綺麗に咲く花。
花の種類とかは全然知らないけどただ一言
理菜「綺麗…」
枯れていたり折れていたりしていなく彩りよく綺麗に咲いている。
このままずっと見ていたかったが時間が過ぎてしまうため立ち上がり誰が育てているのかと頭の片隅で考えながらまた歩き出す。
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