短編集
□無いものねだり
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問題は!
アイツがちっとも直さないってことだ。
しかもオレに何かとちょっかい出してくるし!!
「お、これはこれは、風紀委員長の蒼希殿ではありませんか!
ご機嫌いかが?」
ほらな。てか何だその気色悪いしゃべり方は…
はぁ…
「髪の毛染めんな、ピアス取れ、制服ちゃんと着ろ。
あとお前のせいで機嫌はメチャクチャ悪い。黙れ」
「ははは!」
なんか爆笑し始めた。
マジでなんなんだコイツ
「まあそうだよなあ〜星月がオレと会って機嫌良いときなんて無いもんな!」
「わかってんなら話しかけんな」
ったく。疲れる
俺は笑ってる霞を置いて、自分の教室へと入っていった