ShortBooK
□尊敬と恋心
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私の瞳の中には、いつも貴方が映っていた。
別に意識していた訳じゃない。
でも、ふとした瞬間に目で追っていた。
これは、いわゆる『恋』というものなのだろうか……?
それとも、『尊敬』なのだろうか……?
「おい、苗字」
『はい、なんですか?土方先生』
少しでもいいから近づきたいと思ってしまうのは……?
「悪いがこれを教室まで持っていってくれねぇか?」
『はい、わかりました。』
役に立ちたいと思うのは……?
『教卓でいいですよね?』
「ああ、頼む。」
話を伸ばしたいと思うのは……?
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