夢を見る
□見上げた空には星がない
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授業が終わって、テニスコートへ小走りで向かう。
掃除で行くのが少し遅れてしまったため、もう練習が始まっていた。
……失敗したなぁ、と思った。
景吾も、もう練習を仕切り始めてしまっていたから。
肩にかけていた鞄を抱きしめて、ここからは歩いて部室まで荷物を置きに行った。
『後は…部活が終わった後、かな?」
…だって、今日は1年に1度しかない、チャンスなんだから。
見上げた空には星がない
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