NARUTO短篇

□「愛してる」なんて言えるわけない
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オレの部屋でベッドに腰かける美輝の隣に行き、抱きしめる


「な、何?!どうしたの急に」

と言いながらも抱きしめかえしてくれる



今日は久々の休みだ。

オレは忍だから、ゆっくり休める日はめったに無い

もちろん、美輝といつも一緒にはいてやれない


それに任務は命懸けだ

だけど美輝はいつも
それでもシカマルがいい
と言って、オレの帰りを待っててくれる



「ごめんな、いつもいつも心配かけちまって」

「何言ってんの!心配だけど、それ以上に頑張ってるシカマル好きだもん。
それにあたしはシカマルを信じてるから」


そう言って、ニッコリと笑いかけてくる。

女なんてめんどくせぇと思ってたオレが
初めて好きになった女。

この笑顔にどれだけ救われただろう


「ありがとう」

と言えば

「んー」

と言ってさらに強く抱きついてくる



本気で、守りたい。
幸せにしたい。

好きだ。



愛してる。


………なんて言えるわけねぇから
オレも強くだきしめかえした。


ありったけの、愛をこめて。



こんなオレを愛してくれてありがとう


言葉じゃ言えねぇが、
心ん中じゃいつもお前のこと考えてるくれぇ


大野のこと、愛してる。
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