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□甘いモノは好きですか…?
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11月10日の土曜日
僕は暇だったから本を読んでいた。
すると突然病室のドアが叩かれた
どうぞ、と言うとドアが遠慮がちに開き、僕の大好きな人が入ってきた。
「白竜君!」
「お、おじゃまするぞ…」
「うん、あれ?天馬達は一緒じゃないの?」
いつもは天馬とか剣城君と一緒にきてるから、白竜君が一人で来るのは初めてってことになる。好きな人と二人っきりって嬉しいけど少し恥ずかしい。
「あいつらは今日用事があるから来れないって」
「そうなんだ…二人っきりになるの、初めてだよね?」
「そうだな…」
真っ赤になりながら微笑んでくる白竜君は可愛すぎました。
せっかく来てくれたのにおもてなししないのもなぁ…あ、そうだ!昨日土佐丸達が持ってきたケーキ残ってたっけ
「白竜君、甘いのは好き?」
「…好き」
「よかったぁ〜」
冷蔵庫から甘いにおいのする白い箱をとりだして箱を開き、二切れのショートケーキを皿に移しかえて一つをフォークとセットで白竜君に渡す。
「はいっ!ケーキだよ」
「あ、ありがとう」
「どういたしまして!」