ヱヴァンゲリヲン二次創作版

□ヱヴァンゲリヲン二次創作版:破 10
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「あ〜あ、やっと退院だ。リツコさんのせいでひどい目に会った」
サガミが病室から出てくる。
「帰ろ帰ろ」
そう言って角を曲がる。
「さ…サガミ!?」
「あ…鈴原?ひさしぶり」
小学生位の女の子を二人連れたトウジと出会う。
「おま…生きとったんか?」
「え…?俺死んだことになってんの?」
「教室は葬式ムードや」
「参ったな…」
サガミは頭をぼりぼり掻きながら呟く。
「ところでお前は何しにきたんだ?そこの二人は?」
「おおそうや。妹が怪我してたんやけど、やっと退院出来るようになったんや」
「そいつはめでたいなおめでとう。もっとも退院は俺もだが」
「こっちの二人は妹の友達や」
「洞木ノゾミです」
賢そうな眼鏡をかけた少女が自己紹介する。
「北上ミドリです」
おしゃれな服を着たふわふわ髪の少女もそれに続いた。
「洞木?」
「はい。姉がお世話になっています」
「いや…こちらこそ。委員長の妹さん?」
「そうです。サガミ・スラーヴァさんですよね?」
「ああ。二人ともよろしく」
サガミはトウジを見る。
「流石委員長の妹だなお前とは大違いだ」
「ほっとけ」
トウジがそっぽを向く。
「鈴原さん…サクラちゃんが待ってると思うんだけど」
ミドリがトウジの服を引っ張りながら言った。
「お…おう。ほな、また学校でな」


「え…?G型装備で凍結中?」
「そうよ。初号機と2号機と3号機を運用中。4号機はS型装備で輸送準備中。零号機は凍結中。これが今ここにあるEVAの現状よ」
サガミはミサトにネルフ本部のEVAについての話をしていた。
「1号機の修復率は?」
「82%よ」
「次の使徒戦は運用中の三機で行うわ」


ルカはネルフの廊下を歩いていた。電話が鳴る。
「もしもし、ルカです」
『ルカか?作戦はほぼ成功だ。次の使徒戦後に戻って来い』
電話越しにユーロの作戦指揮官の 声がする。
「はい」
『仲良くなりすぎて無いな?お前が戦えなかったらあまり意味がないからな』
「大丈夫です。本部のEVAは殲滅します」
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