ヱヴァンゲリヲン二次創作版
□ヱヴァンゲリヲン二次創作版:破 08
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第3新東京市の歩道橋でマリが空を見上げていた。
「はあ…思ったよりつまらないヤツだったな」
実験は何事もなく修了し、3号機は第3新東京市に送られた。帰りのヘリの中で窓の外を眺めながらレイは呟いた。
「サガミ君…」
アスカは家のベランダで空を見上げていた。
「もしもの事があったらここを頼む、か…。あたしやるしか無いのね。必ず戻ってこいって言ったのに」
シンジは家の中でうずくまっていた。
「サガミ君…」
シンジが呟く。ふと窓からの光が弱くなる。何かの陰になったようだ。シンジは窓の外を見た。
第3新東京市の上空に虹色の球体が現れる。その球体は太陽の光を遮り、第3新東京市に巨大な影を落としていた。