ヱヴァンゲリヲン二次創作版

□ヱヴァンゲリヲン二次創作版:破 13
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「サヨナラ碇。じゃあ、次は戦場で」


「えーと、宇宙でEVA使うのって私達ではじめてだよね」
ノアが黄色の最新型、第4世代型プラグスーツを着ながら言った。彼女のプラグスーツには4の文字が書かれている。
「たしかそのはずです。まあEVAで何かすると大抵の事ははじめてになるんですけど」
8と書かれた水色の第4世代型プラグスーツを着終えたルカが髪留め型のインターフェースヘッドセットを着けながら答える。
「サガミの1号機は損傷が激しいし、ミカの2号機はまだ改修が終わって無いし。宇宙に行けるのは3人かぁ。サガミは残念だったにゃん」
マリがピンク色の5と書かれたプラグスーツを着ながら言った。
「擬似シン化形態の初号機と戦って中破ですんでる時点で最強だって」
ノアがネコミミ型のヘッドセットを着ける。
「そんなのこっちだってそうじゃーん」
マリが拗ねたように言って立ち上がる。
「じゃ、お先にしつれいにゃ〜ん」


巨大なスナイパーライフルを持った、赤と黒が不自然に交わり合った巨人、EVA改3号機が遥か上空を見上げている。
『3、2、1、発射!』
オペレーターのカウントダウンに合わせて改3号機がピンク色の光を発射する。
光は大気圏を突破し、衛星機動上にいる虹色の鳥、第11の使徒へ向かっていく。しかし光は虹色の壁に当たって消滅してしまう。
『敵のA.T.フィールドを確認。防御されました』
オペレーターの伊吹が報告する。
「ちょっとミサト!全然効いてないじゃない。どうすんのよ!」
改3号機のパイロット、式波・アスカ・ラングレーが作戦を立てたミサトに文句を言う。
『今ので最大出力よ。降りてくるまで待つしかないわ』
『ちょっと待ってください。ユーロ支部から独自に作戦を開始したとの連絡が入っています』
青葉が報告する。
『なんですって!?』
ミサトの声を聞きながらアスカは呟いた。
「ユーロ支部…。サガミ?」


ユーロ支部のロケット発射台に3機の巨大なロケットが乗っている。
『いいか、エントリープラグには大気圏突入時の熱に耐えられない。脱出機能はロックしてあるが絶対に出るんじゃ無いぞ』
「りょうか〜い」
『了解です』
『解りました』
アンナの指示を聞き流しながらマリはモニターをインターネットに接続して遊んでいる。
『マリ!遊ぶな!お前は最後だ』
急にインターネット接続が切れる。
「え〜良いじゃんリラックスリラックス」
『EVAχ4号機、発進します』
ルカの声がしてロケットの内の1つが発射される。
「あ、いちばんが!」
マリがモニターの中のアンナに恨みがましい視線を送る。
アンナは無視して続ける。
『次、8号機発進』
『了解。EVA8号機、発進!』
続いてもう1つのロケットも発射される。
「ほんとに最後にしやがった」
『最後にχ5号機、発進せよ』
マリに発進命令が出る。
「さて、機をとりなおして。EVAχ5号機、発進!」
最後のロケットが宇宙に上っていった。

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