ヱヴァンゲリヲン二次創作版

□ヱヴァンゲリヲン二次創作版:破
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ネルフ本部の中空モニターに警戒の文字がおどる。
「警戒中の巡洋艦、「はるな」より入電、ワレ、 キイハントウオキニテ、キョダイナセンコウブッタイヲ ハッケン。データオクル」
青葉が巡洋艦より送られた報告を読み上げる。
「受信データを照合…パターン青、使徒と確認」
日向が解析結果を読み上げる。

「どうするんです?ミサトさん。第3新東京市、ボロボロですよ」
白衣を着たサガミが質問する。
「そもそもこの使徒、魚ですよね。どうやってここまで来るつもりでしょうか」
日向も疑問点を口にする。
「日向さんここ見て下さい、ここ」
ソナーで把握した使徒の形状を見ながらサガミが行った。
「この頭らへん、第4使徒の顔に似てませんか?」
サガミが使徒の頭を指差す。
「確かに…」
「成る程…」
「言われてみれば…」
会議に参加していた人々が頷く。
「私が予想する使徒の進行ルートは…地中です」
「地中ですって!?」
ミサトが大声で聞き返す。
「はい。使徒は海中からビームで地面を破壊してトンネルを作って進行すると思われます」
サガミが説明する。
「確かにその可能性はあるわね。でもEVAで水中戦なんて…」
ミサトが難しそうな顔をする。
「ミサトさん…私の報告書読んでますか?」
サガミが呆れた様に言った。
「水中戦闘用M型装備。作ったって書いたじゃないですか」
「あはは…」

1号機の換装作業は急ピッチで進められ、サガミは1号機に乗って輸送機に運ばれている。
『まもなく戦闘予定区域に到達します。準備を』
「了解。稼働時間は30分か…。よし。エヴァンゲリオン1号機、発進」
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