ヱヴァンゲリヲン二次創作版

□ヱヴァンゲリヲン二次創作版:序
1ページ/1ページ

「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」
EVA初号機は第5の使徒にプログナイフを向ける。ミサトが撤退を指示しているがシンジは聞いていない。初号機は使徒に攻撃するために腰を僅かに落とす。

そして使徒に飛びかからんとするとき通信回線が開きシンジの耳にミサト以外の声が入って来る。

「よくやった、初号機パイロット。後は任せろ」

その声が聞こえると同時に初号機に一瞬巨大な影がかかる。
シンジが見上げると空を飛ぶ大型輸送機が巨大なコンテナを投下したところだった。コンテナは中から割れ、中から蒼い巨人が現れる。
「あれは…EVA?」
「あれはエヴァンゲリオン正規実用型
1号機よ。ロシアから届く予定だったけど丁度いいタイミングね」
シンジの呟きにミサトが答える。シンジは自分が戦闘中であることを忘れて1号機を観察する。
頭部には横向きのスリットが縦に3つ並んでいる。また、右腕には肘から先に何か大きな武装が装着されている。さらにバランスを取るためか左腕には細長い盾が装備されている。
輸送機はさらに巨大な銃器を1号機に向かって投下する。1号機は空中で難なくキャッチしそれを構える。銃口に虹色の光が閃き5連続で太い杭が打ち出される。使徒はA.T.フィールドを展開し防御する。その隙に1号機は減速して地面に降り立つ。使徒と1号機はお互いに向かい合い、それぞれの主武装を構える。使徒は光の鞭を。1号機は右腕の武装を。両者は数秒間向かい合っていたが、使徒がA.T.フィールドを解除し杭が落下した瞬間両者は動き出した。使徒は光の鞭を1号機に叩きつける。1号機は二本の鞭を左手で強引に掴みとり、右腕の武装を使徒のコアに打ち付ける。使徒はA.T.フィールドを展開しこれを受け止める。
「A.T.フィールド全開!」
1号機のパイロットが叫び、1号機の右腕がA.T.フィールドを纏う。右腕は使徒のA.T.フィールドにめり込んで行きそれを突き破る。同時に右腕の武装から杭が飛び出しのコアを叩き割った。使徒のコアは粉々に砕け、跡には使徒の残骸が残るだけだった。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ