黒子のバスケ


□『恋を食べる』
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俺は一人の人を好きになった


その人は怖くて近づきにくいんだけど、かっこいい人
「凡人」の俺と違って、「天才」の彼
好きになったのは、彼のバスケを見てしまったから



白に水色のユニフォーム
それに映える赤い髪
そのなかでも俺が一番好きなのは彼の「瞳」
赤と黄色のオッドアイ
初めて見たとき、この瞳に支配されたのだ



彼にこの恋心を伝えてしまいたいと思う
でも、それは叶わない

だって俺も彼も男
こんなの彼にとっては気持ち悪いものだろう
同性に好きになられるのはイヤだろう





だから俺はそんな必要のない恋心を「食べる」んだ
誰にも知られないように
食べてしまえば、誰にもわからないだろ?
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