時を越えて(完)

□よん
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あれから剣心は通い妻 基 通い夫か、と突っ込みたくなる程家に来る。


「りの…」

「ちょっ!剣心!!」

所構わず襲って来るのは十年の反動か……

スルリと着流しの裾から滑り込んできた手を叩いて睨み付けると、 何とも情けない顔で言い訳を始めた。

「少し触るくらい いいだろうっ?そもそもどうして応じてくれないんだ。やっと傍に居る事が出来る様になったのに…何か気に入らなかったでござるか?は!?もしや下手だった!?いやいや、りのもちゃんと感じてたでござ…がはっ!」

「馬鹿ぁ!な、何をペラペラと!つーか剣心がこんな助平だと思わなかった!」

顎に拳打を受けた剣心は目を回してひっくり返っているが、りのはお構いなしに踏み付けた。

「拙者も男…」

「そんな草食動物見たいな面して何を言うか!」

「草食動物とて牡は牡!する事はしてるでござる〜!」

「す…する事はって!!しまった!」

剣心の言い草に躊躇した一瞬の隙に復活したのか、ガバッと押さえ付けられてしまえば力では敵わない。
背後から覆い被さった剣心が両手首を片手で頭上に纏めあげると ゴソゴソと裾を割開く。

「待て待て待て!お、落ち着くんだ!話せば分かる!」

「分からん!何度それに騙されたか、もうその言い訳は聞かん!」

太ももに手を這わせスルスルと撫でると徐々に上へと移動させて まだ潤いのない秘部をゆっくりと撫でる。

「んぁ、ちょっと…本当にやめっ…」

「止めないでござるよ」

だんだんと、潤い始めた秘部へ ズッと指を入れると中を確かめる様に少しづつ奥へと進ませる。

「はぁ…っ、ダメっ…てば…」

「まだ言うでござるか…」

二本、三本と指を増やすとぐちゅり と音を立てて指を引き抜いた。

「…ぁぅ…!剣心…んっ…」

「りのっ…」

クタリと力の抜けた体から 手を離し袴を脱ぎ捨て腰を高く上げさせると着流しの裾を捲り秘部に雄を擦り付ける。

「ふぁ…ぁ…んン…剣心っ、早…く」

「やっと素直になったでござるか」

「いいからぁ!」

グプッと先端を飲み込ませ焦ったい感覚に腰を押し付けて来ようとするりのを見ながら下唇を一舐めすると腰骨を掴んでグッと根元まで埋める。

「あぁぁぁぁ!」

「っ!りの…」

「ちょっと邪魔するぜ、こっちに剣心来てねェ…か…」

「「え?」」

カラリと開いた戸を思わず二人で
見ると、 左之助が目を見開き立っていた…。


「ぃ…いやぁぁぁぁぁ!」

「…ぅ!っち、千切れっ!千切れるでござる!」←

「わ、悪ぃ!」

バンッ!!と音を立てて閉まった戸にりのは暴れて剣心から逃げ様とするが、腰を掴まれていて藻掻くだけで終わってしまう。

「りのっ!力を抜くでござるよ;;」

ギチギチと締め付ける中に冷や汗を流しつつ、りのの体を撫でて力を抜かせるとゆっくり中を擦り上げる。

「ゃだぁ…、み、見られ…」

「大丈夫だから、左之には拙者が話でござる…っ!」

腰をぴったりと合わせグリグリと最奥を擦りながらりのの髪を撫で首筋に舌を這わせて宥めると 小さく 馬鹿…と返ってきた。

「ふぇ…ンん、そういう、問題じゃ…ないぃ!馬鹿ぁ…」

「拙者が悪かったでござる…」

ズルリと雄を引き抜きゆっくりと中に埋めていく律動を次第に早くしていけばりのの喘ぐ声も乱れガクガクと腰を震わせた。

「ぁ、ぁ…もぅ、も…イクっ!剣心!あぁっ…!」

きゅぅぅ、と中が痙攣し雄を締め付けられて低く呻くと剣心もブルリと腰を震わせてりのの中に精を吐き出した。

ズルッと雄を引き抜き身なりを整えると グッタリしたりのも清めて着物を直してやる。

「少し寝るといい。拙者は左之と話をしてくるでござる…」

りのの額に口付けると剣心は左之助を追って家を出た。
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