SS集

□ふたりぼっち
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ひやりと、頬にふれる白いもの。
驚いて空を見上げると、
いくつも舞っていた。
嬉しくて、隣に立つ彼を呼ぶ。

「刹那、雪だよ!」
「……。」


なにかに魅せられたような、虚ろな目。
エクシアを見つめるのにも似たそれに、
強い焦燥を感じた。

嫉妬、ともいえるかもしれない。




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